芸術家紹介

濱谷浩 (Hamaya Hiroshi)
日本で初めてのマグナムの寄稿写真家。日本の風土と人間のかかわりをテーマに作品を発表したが,60年安保に際してその闘争を徹底的に取材して「怒りと悲しみの記録」にまとめて内外の反響を呼んだ。

 

中村宏 (Nakamura Hiroshi)
画家。1950年代の米軍基地闘争をレポルタージュ絵画家として描き、60安保闘争も斬新な様式で描いた。2007年には東京都現代美術館で回顧展が開催された。

 

会田誠 (Aida Makoto)
多様な手法を巧みに利用し、傑作をいくつも生み出しているアーティスト。日本の戦後の根本的な矛盾を油絵、漫画、彫刻、写真などに描写し、幅広く活躍中。

 

石内都 (Ishiuchi Miyako)
横須賀米海軍基地周辺で育った写真家。写真集、”絶唱・横須賀ストーリー”では、自身の思い出に立ち帰り基地の町を赤裸々に捉えた。最新の写真集、“ひろしま”は毎日芸術賞を受賞。

 

風間サチコ (Kazama Sachiko)
1960年安保闘争に参加していた父をもつ風間は常に権力に疑問を抱く。彼女の大規模な漫画調の木版画は巧みに戦争責任の矛盾を浮き彫りにする。

 

山下菊二(Yamashita Kikuji)
戦後のシュールリアズム主義の第一人者であった山下は、政治的にも活動し、絵画を通して差別や貧困についてのメッセージを発信し続けた画家。戦時中徴兵され、中国で戦った時の悲惨な行為を戦後深く後悔し、テーマとして描き続けた。

 

池田龍雄 (Ikeda Tatsuo)
– 画家。1950年代、最も活発な絵画家の一人。メッセージ性の強いレポルタージュ絵画運動に参加。戦時中、16歳で神風特攻隊に任命。戦後、他人の命令から逃れる為、アーティストの道を選んだ。 

 

加藤登紀子 (Kato Tokiko)
シンガー・ソングライター。高校生として60年安保のデモに参加し、東京大学在学中に歌手デビュー。「一人寝の子守唄」「百万本のバラ」等のヒット曲で知られる。 

 

石川真生 (Ishikawa Mao)
沖縄出身の写真家。「沖縄Soul」、「フェンスOKINAWA」等、沖縄の米軍基地や地元の人達を中心に1970年代から写真を撮っている。

 

石井茂雄 (Ishii Shigeo)
戦後の画家。彼の絵画シリーズ、”暴力”と”戒厳令”で戦後日本の深刻な矛盾を表現し続けた。1961年に27歳で持病の喘息で病死したが、天才的な才能を何十枚の絵画として残した。

 

 

細江英公 (Hosoe Eikoh)
”薔薇刑”(被写体/三島由紀夫)や”鎌鼬”(被写体/舞踏家・土方巽)等で 日本を代表する写真家。”おとこと女”(1959~1960年撮影)では、粗粒子やハイコ ントラストを用いて60年安保闘争のシュプレヒコールに応えた。 

 

東松照明 (Tomatsu Shomei)
戦後日本の代表的写真家。安保改正決定後、1961年より現在に至るまで長崎で被爆者達の写真を撮り続けている。 

 

横尾忠則 (Yokoo Tadanori)
グラフィックデザイン、絵画など多岐にわたり活躍するアーティスト。1970年、米誌・タイム・マガジンに依頼された内閣総理大臣佐藤栄作のポートレートはアメリカ批判であると出版を拒否された。 

 

串田和美 (Kushida Kazuyoshi)
ブレヒトと歌舞伎を股にかける指折りの舞台演出家。串田は17歳の時、当時の政治状況を分析した文章を書いて、60年安保のデモに参加することを同級生に呼びかけた。 

 

富沢幸男 (Tomizawa Yukio)
のドキュメンタリー映画、“安保への怒り”(1960年)は60年安保闘争についての映画。富沢は当時の映画業界数十名のボランティアと共に、戦後最も緊迫した瞬間を捉えた。 

 

山城千佳子 (Yamashiro Chikako)
山城千佳子は沖縄出身のビデオ・アーティスト。沖縄の米軍基地や問題や 
戦争体験継承等のテーマに刺激され、時には軽妙な、時には慎重な 
ビデオ・アートや写真を数々制作している若手アーティスト。 

 

朝倉摂 (Asakura Setsu)
オペラから前衛劇まで幅広く手掛ける舞台美術家。新制作協会会員だった朝倉は画家としても知られる。60年安保では学生を率いて参加

 

嬉野京子 (Ureshino Kyoko)
安保改正後の沖縄基地問題を伝える写真家。 1965年と1967年の取材を基に「沖縄100万の叫び」(1968)を出版。

 

ジャーナリスト、歴史家 

保坂正康 (Hosaka Masayasu)
“六〇年安保闘争の真実”の著者。公平なジャーナリストとして信頼される保坂は日本近現代史を中心に多数の本を出版している。 

 

半藤一利 (Hando Kazutoshi)
週刊文春、文藝春秋の元編集長。“昭和史”の著者としても知られる作家・随筆家。